すねげです。
今年の冬は大雪ですね。
降雪量が例年と比べて段違いな気がします。
アクティブにスノボとかやりに行きたいと思ってましたが、この災害レベルの大雪
仕方ない!引きこもるしかないですね!
ちょうどいいくらいの降雪量だったらお出かけしてたのになー残念だなー
ということで今回は、市役所勤務8年のすねげが考える
こんなスキルを持った人が公務員向いてる!
をお送りします。
それではどうぞ。
柔軟に物事を考えられる

役所の仕事を大きく2つに分けるとしたら、「過去にやったことのある仕事」と
「新しく初めてやる仕事」という分け方ができると思います。
大半は「過去にやったことのある仕事」になりますが、そういう仕事でも
処理する人によってアプローチの仕方が異なります。
去年の資料を引っ張り出して、コピペして日付とかを今年verにして起案する人
去年の資料を引っ張り出して、改善できるところはないかを探し
去年と少しだけ変化を加えて起案する人
個人的には後者のほうがよい結果を生むと思っています。
誰が言ったのかは忘れてしまいましたが、覚えている言葉がありまして
「9割の踏襲と1割の変化くらいがちょうどいい」
本で読んだのかもしれないし上司が言っていたのかもしれないし
思い出せないのですが、好きな考え方です。
役所で事務処理をするとなると大半は前例があります。
過去に誰かがやったことがある仕事です。
主事クラスがやる事務となると、その傾向はより顕著になるはずです。
部長、課長クラスだと新事業の立ち上げとかあるんでしょう、きっと。
主事=平社員みたいな存在です。たぶんその認識で合ってます。
話を戻すと、前例のある仕事をするとしても、「去年はこんな感じで文書
作ってたのね。じゃあ今年も一字一句変えずに去年のをパクって終わらせちゃお。」
こういう考え方だとあかん!と思うのです。
こういう考え方の人だらけだと仕事が改善されるということは望めません。
だから1割の変化でいいのです。少しずつでも「こうした方がいいんじゃないか」
「今年は少し変えてやってみよう」、こういう取り組みが必要だと思うのです。
すねげの主観的な話ですが、定年間際の女性職員に「去年のものを丸パクりして
仕事をやっつけてしまおう」とする職員が多いように思います。
あまり女性を敵に回したくないのですが、すねげのブログなのでね
あまり読んでる人はいないし、仮に読んでる人がいても、それは相当な物好きであり
僕のファンだと思うので、反感を買いそうなことも書きます()
とにかく、そういう職員と上司が対立している場面を何度か見てきました。
課長「〇〇さーん、こここうやって修正して作り直してね」
〇〇「いや!去年はこれで起案が通ってたんですよ!」
課長「去年はそうだったかもしれないけど、今はこうした方が・・・」
〇〇「去年はこれで課長ハンコ押してるじゃないですか!(去年の起案を見せつける)」
課長「だから去年は去年、今年は今年(ry」
こんな感じのやり取りをそばで見てきました。
こうやって反論する職員は、大体が定年間際の女性職員です!異論は認める!
去年はー前回はーと言って修正することを嫌がります。
事務処理する側からしたらそうでしょう。ひと手間加えるのとコピペするだけ
だったら、そりゃコピペするだけの方が簡単です。労力が違います。
だがしかし!僕はそれではいけない!そばにいてそう思ったのです。
だからこそ「1割の変化を~」この考え方が刺さったんですね。
毎年やっている仕事にしろ、「今年はなにか変化を加えた方がいいことあるかな」
という対応ができる職員が僕は好きです。
もちろん、「何もいじらない方がいいな、このままでやろう!」
という判断が必要な時もあります。
そう!これこそが「柔軟に物事を考えられる」ということです。
何もかも機械的に処理していては、誰が仕事をやっても同じです。
ロボットに処理させてたっていいんです。
その時々によって、最善な方法はなにかな?と考えて動ける公務員が
理想だと思うのです。
整理整頓ができる

机が散らかっている、整理整頓が出来ていない職員で仕事ができる公務員は
滅多にいないのではと思います。
僕がよく覚えているエピソードがあって、庁内でも仕事ができないで有名なAさん
という方が同じ課にいました。
その人の机の上には書類などが山のように積まれていました。
ある日、課内で回覧や起案を回すために書類を挟む板
町内会の回覧板が回ってくるときに使われているあれです。
あの板は職員がよく使うので、どこの課にもたくさんストックがあります。
あれが課内のみんなが置いておく所になくなってしまったのです。
大体、みんなが使っても余るように多めに置いてあるはずなのに
なくなってしまったのです。
課内の者はうすうす気づいていたのですが、Aさんの机に埋もれているはずだと。
Aさんは会議などで使った資料を板に挟んで
それをそのまま自分の机に放置することがよくあったのです。
そういう資料は見終わったらファイルに綴って保管しておくと思うのですが
Aさんはそんなことしません。
自分の机に積み上げて終わりです。
そういう行為をそばで見てきた課内の人たちは、Aさんのその行為の積み重ねで
ついにみんなが使う板のほとんどがAさんの机に移動してしまったんだな、と。
そこで、たまたまその日Aさんは休みでいなかったので
上司たちがAさんの机を強制的に片づけだしたのです。
ちなみにAさんは話しかけづらい、話しかけても話が通じないで有名です。
良かったですね、Aさんがたまたま休みでいなくて!
ということで、上司たちがAさんの机をチェックしていると
こんな昔の資料もう使わんわ!
Aさんの手書きのなに書いてるか分からんメモ数枚のために板使うなや!
この起案はちゃんと綴って保管しとけや!
大事な会議の資料を回覧した形跡もなく板に挟んだだけで放置してあったりと
それは驚きの連続だったようです。
そして、Aさんの机がキレイになったあと、板は無事に回収され
然るべき所に戻されました。
こんな出来事があったので、机はキレイにしておこう、汚いままだと
周りの職員に迷惑をかけるかも、気づかないうちに片づけされるかもしれない
と思うようになったのです。
このAさんの仕事できないというか、すごいなと思ったエピソードがあって
例えば、とある事業で対象者に補助金を支払うとします。
そうやってお金を支払うときは、会計課に専用の証書を持っていって
お金を振り込んでもらいます。
その証書に金額とか対象者とかを記載します。
その証書はエクセルで作られており、所定のセルに数値を入力するだけで
簡単に印刷・作成することができます。
ある日、その証書をなんとAさんは、「使いづらい!」と一蹴し
「自分で作ったほうがいい!」と言いのけ、一から自分で再現しはじめたのです。
元からある証書のデータを使えば5分もたたず作成できてしまうものを
Aさんは自分専用のものを作成したのです。
その作成作業にかかった時間はなんと2日\(^o^)/
しかも出来たものと元からあるものの違いはよく分からない\(^o^)/
そりゃあそう、使う様式は規則で定められているのですから
大幅な改正などできません。
しかし、Aさんの中では違うのでしょう。
5分で終わる仕事を2日かける。
Aさんは距離的に近いとこに座っていたので、そばでその奇行を見てました。
ちなみに、「使いずらい!」「自分で作ったほうがいい!」は本当に声に出してます。
脈絡もなくいきなり怒ったように言うので不思議に思います。
そこで、いちおう係長が「どうした?」と声をかけて事情を聞き
「元からあるの使ってもよくないか?」と返すのですが、そこはAさん
話が通じるような人ではありません。
なんとかごねて自分専用の証書の作成を開始、自分の世界に没頭します。
あとから聞いた話だと、たまにAさんはこの症状が出るようで
自分専用のデータのストックがあるのだとか。
社会にはいろんな人がいるのだなと思い知らされます。
というわけで今回は、僕が思う理想の公務員像を語りました。
言い換えると、「こういう人と一緒に仕事がしたいな」という願望であり
「こういう人でありたいな」という希望を思いのままに書き連ねました。
それでは、また。