公務員

市役所の定時で帰れる部署3選

すねげです。

今回は、市役所の中でも定時で帰れる、優良部署を3つご紹介します。

これまた僕が在籍したことのある部署はありません。

遠巻きに眺めての評価になります。

反対に忙しい部署については、こちらの記事で解説しています。

では、どうぞ。

暇な部署その1 監査委員事務局

見出しに本音が出てる?そんなことありません。

監査委員事務局がどんなことをする部署かというと、市役所単独で実施している

事業などで、不適切な事務がされていないかのチェックをする部署です。

国が補助金を支出する事業は会計検査院という機関が、都道府県は都道府県の

担当者が、そしてその市役所verが監査委員事務局ということになります。

会計検査院さんとはたくさんの良い思い出があるので

1つの記事にしていつか紹介したいです^^

一応書いておくと、市役所でやっている事務、市役所から振り込まれる手当・補助金

全てが「市役所」のお金というわけではありません。

事務は「市役所」がやっているけど、お金を出しているのは「国」「都道府県」

ということがよくあります。

なので、定期的に会計検査院や都道府県の担当者が市役所に来て

事務やお金の流れをチェックをしていく、ということです。

話を監査委員事務局に戻します。

監査委員事務局が残業をしているところだけはガチで見たことがありません。

この記事ではあと2つ、暇(そう)な部署を紹介しますが、この2つは1年間でも

ほぼ残業をしませんが、たまーに残業をしていました。

ただ、監査委員事務局だけは一度も残業したところを見たことがありません。

先ほど、市役所単独で実施している事業のチェックをしていると言いました。

うちの職場の場合ですが、そのチェックは毎年2月に全部署を一気に実施します。

さすがにその時期は普段よりは忙しいはずです。

ただ、そんな2月でさえも、残っていた記憶がありません。

この調子であれば、2月以外の時期はどれだけの業務量なんだと想像していました。

それでも、パソコンで見れる庁内掲示板という、各部署が「今こういう

事業やってます」「研修のお知らせ」みたいな市役所内だけのSNSみたいなもので

時々、監査委員事務局が投稿はしていました。

中身はというと・・・( ^ω^)(ちゃんと覚えてない)

とにかく、何かしら仕事はしているんだなということです。

というわけで、暇(そう)な部署1位の監査委員事務局でした。

暇な部署その2 農業委員会

2コ目は農業委員会です。

農林課時代、よく仕事でやり取りをしたものです。

そんな農業委員会ですが、これまた僕が帰るとき、誰かが残っていることは

ほぼありませんでした。

僕も時に「今日はゲームの大事なイベントがあるんや。速攻で帰る。」と決め込んで

終業のチャイムと同時くらいに帰った日でさえ、農業委員会の皆さんは

僕よりも早く帰っていました。

農業委員会の仕事は、農業者年金、農地転用の手続きなどです。

うろ覚えの知識で申し訳ないですが、土地の登記で農地に関するものは

「田」「畑」という種類があります。

農地以外でなじみがあるものと言えば「宅地」になると思います。

「宅地」は家だったり車庫だったり、とりあえず建物です。

そして、「田」「畑」を持っている農家さんが

「今ここでやってる田んぼだけど、来年から野菜作るから畑に変更するじゃ」とか

「ここの畑つぶして、車庫建てるから宅地に変更してけろ」みたいなことを

農業委員会に言いに行くとなんとかしてくれます(たぶん)。

ここでは詳しく解説しませんが、農林課では「転作確認」という

農家が作っている作物をすべての農地を回って確認する仕事があります。

農業では、作物ごとに補助金が出ます。

米なんかにも作付面積に応じて補助金が出るのは有名かと思います。

その作付面積をどう把握するかというと、農家の自己申告になります。

毎年2月くらいに今年の作付する予定のものを申告してもらいます。

米:10,000㎡ トマト:5,000㎡ みたいな感じです。

その時、園地の住所と面積を書いてもらって把握します。

それを6月になったら、予定通りに作付しているか現地まで行って確認します。

見に行ってみると、予定とは違うものになっていたりします。

2月の時点では米と書いていた所が、何もやっていなかったり

トマトと書いていた所に倉庫が立っていたりすることがあります。

そういう時に、農業委員会に念のため

「〇〇さんのここの住所、倉庫になってるけど何か届出あった?」みたいな感じで

確認を取ります。

たまに無断で倉庫を建てる人がいますからね。

農業の補助金的には放っておけないのです。

補助金の算出に、登記がどうなっているかが大事なのです。

あ、農業委員会の解説というより農林課の仕事の解説になってました。

というわけで農業委員会でした。

暇な部署その3 会計課

3コ目は会計課です。

会計課は、補助金の支出だったり、保育料などの市役所に振り込まれるお金の

管理をしてくれています。

会計課もそこまで残業をしているイメージがないです。

ただ!これもイメージの話で申し訳ないですが、会計課は残業こそほぼしないけれど

日中はなかなか忙しいと思っています。

なんせ市役所中のお金の出し入れを一手に引き受けているので

次から次へと仕事が舞い込んでくるような状況にあると思います。

例えば、私が補助金の支払いをする時、支払い関係の資料を全部持って行って

ちゃんと適切な段階を踏んできました、確認お願いします

という風な感じで会計課に入ります。

そして、会計課の職員さんに支払いのために必要な書類がそろっていること

課長や部長などから決裁を受けていること、振込のために必要な証書にも

上司からの決裁のハンコを押してもらっていることなど

念入りに確認してもらってようやく支払いとなります。

この時よく、先客がいて待つということがありました。

この調子だったら、市役所の何十とある部署からひっきりなしに職員が来て

大変だろうなと思いながら前の人の確認が終わるのを待っていたものです。

あまりに先客がいる状態で入ると、「ファイル置いていって!あとで確認したら

電話するから!」みたいなこともよくありました。

もちろん先客がいない時もあります。

忙しそうなときは、話しかけるのもためらうくらい大変そうですが

その代わり残業はないという、どっちを取るかみたいな部署だと思います。

というわけで会計課の紹介でした。

暇な部署なんてない

さんざん今まで暇な部署ランキング1位!とか書き連ねてきましたが

結局のところ、暇な部署、楽な部署なんてないというのが僕の意見です。

どこもかしこも、様々な事情で大変なことがあるはずです。

僕は農林課(=窓口ではない)と、福祉総務課(=がっつり窓口)を経験しましたが

農林課は窓口がない分、1つの仕事が重たいです。

申請書を作成するにも、各方面から聞き取り、他の事業との整合性を図るなど・・・

とにかく大変です。

ちな、窓口がないって言ってもお客さんが全く来ないわけではないです。

福祉総務課は、1つの申請書を作るのにあっという間に終わることが多いです。

窓口で受付をして、説明しながら5分で終わることもあります。

ただ、窓口は窓口で大変な思いをすることあります。

本当にクレーマーってなんなんですかね?

自分が偉いと勘違いしてるんですよね、あの人種は。

おっと、これはお酒を飲みながら語りたい内容なのでここでは自粛します。

だから、どんな部署だって、本人にしか分からない苦労を抱えながら

仕事をしていると思うのです。

報酬っていうのは、何かを犠牲にしてもらう対価ですから。

結論、生きてるだけで偉い!

では、また。

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