公務員 副業

地方公務員が出来る副業4選

2020年1月29日

こんにちは、すねげです。

今や政府が後押ししている副業、この波に乗らない手はないですね。

早速、副業に手を出してみたいと思いますが、地方公務員の皆さんはこう思うはず

「でも公務員は副業しちゃダメだしなぁ」

それはごもっともで、地方公務員の副業については

「地方公務員法」において決まりが定められています。

でも、何もかも禁止されているわけではありません。

地方公務員でも出来る副業はあります。

今回は地方公務員法の解説から、地方公務員が出来る副業を

例を挙げて紹介していきます。

そもそも地方公務員の副業の決まりとは?

地方公務員が副業をしてはいけないのは何となく分かるんだけど

その根拠まではよく分からない

という方のために、根拠となる条文がこちらです。

地方公務員法第38条  職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業

又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下この項及び次条第一項におい

て「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員

その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方

公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は

報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

長くて分かりづらいです。細かく分解していきたいと思います。

「商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(=営利企業)を営むことを

目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則で定める地位を兼ね」

これはつまり、「会社の取締役など役員になるな!」ということです。

「若しくは自ら営利企業を営み」

これは単純に、「自営業するな!」ということです。

「報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない」

これは「どんな仕事だろうとお金をもらって働くのはダメ」ということです。

ここまで読めば、地方公務員の副業はガチガチに制限されていて何も出来ないじゃん

という感想が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。

地方公務員でも出来る副業はあります。

そもそも、出来る副業が無かったらこんな記事書いてません。

以下に、地方公務員が出来る副業をまとめてみました。

地方公務員が出来る副業4選

1.不動産投資

1つ目は不動産投資です。

購入する物件を選んだり管理を委託する会社を選んだりと、最初にある程度

苦労が集中しますが、その後は安定的な収入が見込めるため

地方公務員に人気の副業です。

ただ、この不動産投資も一定の制約があります。

  • アパートなどの棟数が5棟以上あってはいけない
  • アパートなどの部屋数が10室以上あってはいけない
  • 家賃収入が年額500万円以上あってはいけない

この3つは、人事院によって出されている

「人事院規則14-8(営利企業の役員等との兼業)の運用について」

という規則の中で定められています。

これは言わば公務員の副業の決まりみたいなものです。

つまり、この範囲内であれば不動産投資をしてもいいことになっています。

2.農業

2つ目は農業です。

田んぼや畑・果樹園・酪農などは、先祖代々受け継いできた土地であり

家業であることが多いです。

そんな土地や家業を

「あなた公務員だから、申し訳ないけどあなたの代で手放してね」

なんてひどいことは、お国のお役人さんもするつもりはないらしく

正式にやってもいいと認めています。

ただ、いま述べたとおり、農業は受け継いだかどうかが

判断の重要なポイントになります。

自分の代から土地を買ったり、家畜を育てて新しく始める!となると

先ほども登場した人事院規則14-8によると

「大規模に経営され客観的に営利を主目的とする」と判断される場合は

禁止されるみたいです。

農業に関しては、不動産投資のように面積規模など

具体的な数値での制限はありません。

ここの大規模かどうかの判断は、各自治体に委ねられていると言えます。

3.投資(株・FX・債券など)

3つ目は投資です。

投資はいわゆる「資産運用」に当たるため、禁止された副業ではありません。

株など投資全般に言えることですが、こういった相場の世界は

いきなり飛び込むのは得策とは言えません。

ある程度、基本用語を勉強してから実際に売買することをおススメします。

基本用語を勉強するだけならインターネットで十分です。無料でできます。

基本用語を勉強したあとで、様々な手法について書かれた書籍を買うのは

ありだと思います。

そしてこの投資ですが、地方公務員の副業としてとても相性が良いと思っています。

理由については「公務員の副業に株がオススメな理由」にて解説しています。

4.アンケートサイト

4つ目はアンケートサイトです。

今まで紹介してきた副業は、どれも前段階として資産の購入や勉強が必要でした。

でもアンケートサイトについては、登録するだけですぐ始められる

お手軽なところが魅力です。

何も専門知識や技術なんていりません。

必要なのは届いてくるアンケートに対して

誠意をもって答える気持ちだけあればいいのです。

それと定期的にアンケートが来ているかを確認するマメさもあればなおよしです。

私の経験則から話すと、アンケートサイトにおいて大事なことは

真面目に回答しているかどうかの「誠意さ」と

マメに回答するかどうかの「定期性」だと思っています。

質問文を見ずにテキトーにチェックを入れていると、サイト側から

「この人質問文読んでないな」とバレて次第にアンケートが来なくなります。

そして回答するのも1週間に1回とかだと

「この人にアンケート送ってもすぐ回答こないんだよな」と判断されるのか

アンケートが来る量が減るばかりか、数少ない送られてきたアンケートも

期限切れで回答できず、なかなかポイントを稼ぐことも難しくなります。

もしアンケートサイトを始めるのであれば

この2点は気を付けて取り組むのがベストです。

副業でもっと生活を豊かにしよう!

今回は地方公務員ができる副業について見ていきました。

これからの将来、地方公務員の退職金や年金は

もっと脆弱なものになる可能性があります。

現時点で「定年退職したら退職金2,000万円あるし年金もあるから老後は安泰だな」

と楽観視していては、危険な気がします。

将来もらえるであろうと思っていたお金がだんだんと

「あれ?いつの間にか減っていってる…」という事態に陥ることもあり得ます。

これからの時代、自分の身は自分で守る術を身に着けることが

大事だと思っています。

地方公務員の皆さんも、初めは小さな行動でもいいのでなにか副業をして

出来ることを増やし、行動の幅を広げると新しい世界が見えてくるかもしれません。

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