公務員

市役所の忙しい部署3選

すねげです。

今回は、市役所の中でも特に激務な部署をまとめたいと思います。

実際に僕が在籍していた部署は1つもないので

周りから眺めていた感じでの評価です。

ガバ評価であるのはご愛敬ということでお願いします。

では、どうぞ。

忙しい部署その1 財政課

僕が「忙しい部署といったら?」と言われて真っ先に思い浮かぶのが財政課です。

すねげが市役所の農林課に在籍していた時代、お隣さんが財政課だったのですが

ほぼ毎日残業していました

僕が帰るときに前を通ると、ほぼ誰かしらが仕事をしていました。

時間的にも忙しそうだなというのを感じていたし、仕事の内容的にも

役所の中でも特に大変そうだなというイメージがあります。

役所では毎年10月くらいから、来年度の予算編成の業務が始まります。

各課が現在やっている事業で、来年度も継続して実施する事業

新規で実施する予定の事業などにかかる費用を算出します。

残業代がいくらで~、消耗品費はこのくらいで~、といった感じで見積もります。

見積りが終わったら財政課に提出します

その提出された見積りを財政課がチェックします。

「この事業の消耗品費はもっと安くできるんじゃない?」

「この事業の性質的に補助金はもっと安くできるんじゃない?」

みたいな感じでツッコまれます。

このことから何が言いたいかというと、財政課の皆さんは、財政課にいながらに

して、他の課の業務の仕組みや内容までも把握している必要があるということです。

本当に細かい発展的なことまで把握しないにしろ、広く深く、市役所の事業に

ついての知識が必要なのです。たぶんね。

うちの役所の場合、10月ころになると財政課の職員が直接私のところにきて

「児童数は減っているのに、補助金が今年よりも多く見積もっているのはなぜ?」

「事業の内容が変わったの?単価が変わったとか?」

こんなことがよくありましたので、自分の課の仕事だけじゃなく

他の課の仕事内容も探る必要があるのは大変そうだなと思った次第です。

業務量も多い、業務内容も複雑、ということで忙しい部署ランキング1位の

財政課でした。

忙しい部署その2 人事課

その2は人事課です。

人事課もよく残業をしていました。

私が仕事を終えて帰るとき、庁舎を見上げてみると人事課の部屋の電気は

大体ついていました。

人事課も財政課同様、業務内容が難しいというイメージがあります。

中でも特に、「職員の給与」に関する仕事は理解するのが大変そうです。

福祉総務課時代、同じ係にいる臨時職員さんの保険料だとかの証書を作成する

仕事をしていた時期があります。

その業務を初めて行う際、計算式とかどうなってるんだろうと思い、人事課から

異動してきた職員に質問したところ、とんでもなく難しい話をされて

理解できなかった思い出があります。

素直に分からないと言ったら永遠に話が終わらなそうだったので

その時は理解した体で会話は終わりました。

そして、臨時職員の保険料というのも、あらかじめ人事課から

「この人の今月の保険料はいくらだよ~。だからこの数字入れて証書作成して

会計課に出してね~。そうすれば給料払えるから~。」といった具合なのです。

はい。詳しい計算方法とかは理解せずとも、人事課が言う通りの数字を

入れるだけの簡単なお仕事なのです。

そういった社会保険や、職員の定員管理といった難しい仕事をしている人事課には

頭が上がりません。

今さらですが、市役所在籍中に顔出しでYouTubeやって、全国から苦情が

入ったこと、本当にごめんなさい。にしてもどうやって特定されたんだろう。

忙しい部署その3 企画課

3コ目に紹介するのは企画課です。

この部署もまぁ私が帰る時には部屋の電気が点いていました。

お察しかもしれませんが、私が忙しそうな部署だなと思う基準は

「自分が帰るときに部屋の電気が点いているか」です。

それが10割占めてます。

そんなわけで企画課ですが、企画課の仕事の一つである「調整」についてです。

市役所中にまたがる仕事の段取りを担っているのです。

毎月開催される、市長も参加する部長級会議(庁議といいます)の段取りだったり

近隣市町村を巻き込んだ広域的な仕事を担当したり

国際的な仕事や全国規模で行われる調査を取りまとめたりします。

この部署の仕事も一筋縄ではいかないと思っています。

市長の肝いりの事業なんかも、企画課が担当するイメージがあります。

企画課もまた、できる人の集合体という感じです。

私が21歳のころ、時間にして19時すぎ、残業をしていたとき

企画課から市内の農地の面積の調査について電話でいろいろ聞かれ

答えていたら、電話が終わったあとで「さっきは丁寧にありがとう」と

お菓子を持ってきてくれたことがありました。

キレイなお姉さん系職員だったので今でも覚えています。

キレイな人からもらうお菓子ってなんであんなうまいんだろうなぁ

あの時はクリームとか何もついてないけど包装紙をprprしました。

おまけ 広報課

ここで、ランキング外だけど特殊な事情により忙しそうだな

という部署をご紹介します。

それが広報課です。

広報課の仕事は名前のとおり、広報誌の発行、ホームページの管理などです。

なぜ広報課が忙しい、大変そうかというと、土日に仕事になる確率が高いのです。

広報の人の話では、市が開催するイベントは土日祝日が多く、広報はその取材に

行かなければならず、必然的に休日が仕事になることが多いとのことです。

あと、広報誌というのは市のイベントの告知だったり、この書類の提出は

いつまでに!といった記事を載せるものですが、締切りまでに各課から

原稿を集めて、それを誌面に収まるように校正をするというのも仕事です。

この仕事もまた、各課から原稿が上がってくるのが締切りギリギリだとか

最悪すぎてから持ってこられて「すまん、これ〇月号に絶対に載せなきゃ

間に合わないやつだよろしくてへぺろ」ということもよくあるらしく

その話を聞いたときは、広報も行きたくない部署リストに速攻でぶち込みました。

他には、上記の3つの部署、生保なども行きたくないです。

上記の3つは行きたくないというより、優秀な人だけが選ばれて行くようなところ

なので、行こうとしても行けないの間違いでした^^

忙しい部署に共通する事

ここまで忙しい部署をご紹介してきましたが、これらの部署に共通して言えるのが

「出世するコース」ということです。

これらの部署に配属されている人は、大体優秀で周りから出来る人と

言われる人ばかりでした。

この3つをぐるぐるする人もいます。

これらの部署の課長達が、順当に部長にステップアップすることが多いです。

この記事で紹介しきれていない課でいうと、総務課、秘書課なんかも

出世コースだと思っています。

新採用時の最初の配属はアテにならないので、新採用時にこれらの課に

配属になっても「この人出来る!」とはなりませんが、初の異動でこれらの部署に

配属となると「この人、出世コース乗ったのかなぁ」と思っていました。

実際、若手で評判が良い人は若いうちから、こういう忙しい部署に配属されるのを

よく見てきました。

私はというと、農林課→福祉総務課ですからね!

可もなく不可もなくなんじゃないですかね!そう信じて生きてきましたよ!

というわけで、忙しい部署の紹介でした。

これらの部署にいる方たちは尊敬しかありません。

財政課の皆さん、毎年よく分からない『黒石市の財政状況』という

分厚い冊子作ってくれてありがとう

人事課の皆さん、公用車をぶつけてしまったときは優しく注意してくれてありがとう

企画課の皆さん、企画課があったおかげで意識高い系が使いそうな横文字が

分かるようになりました。

広報の皆さん、締切り後に原稿持って行ってごめんね。

では、また。

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