体験談

高速バスの乗車に失敗して大変な目に遭った話①

すねげです。

今回は、高速バスの乗車に失敗して知らない土地を歩き回った話をしていきます。

参考になるか怪しい体験談ですが、自分への戒めも込めて書きます。

では、どうぞ。

初めての場所での握手会

これは僕が25歳ころに経験したお話です。

当時の僕は、欅坂46(当時)の握手会に毎月、青森から参加していました。

東京や京都、名古屋で行われるのですが、その時は横浜での開催でした。

毎度、青森⇔東京の高速バスを利用していた僕は、横浜開催ということで

「どうせなら青森⇔横浜のバスないかな~」と探します。

探してみると1件ありました。細かいニーズにも対応していますよね。

そして、そのバスを予約していざ乗り込みます。

青森でのバスの発着場所は地元ということもあり、すぐに分かりました。

そして横浜での発着場所なのですが、横浜駅にありました。

人生で初めて横浜駅に来たのですが、田舎ものからすると新宿駅並に迷路でした。

それでもバスを降りて、「大体ここら辺が発着場所だな」と帰りのために

記憶しておきます。

そして、僕の大好きなアイドルの握手会会場へと急ぐのでした。

夢のような時間はあっという間に過ぎ、握手会は終わります。

ただ、この日はいつもと違うことが起きていました。

いつもは同じメンバーを推しているオタク仲間と握手会の列に並ぶのですが

横浜ということもあってか、いつものオタク仲間が少ないのです。

ほぼぼっち参戦している状態です。

そんな状況の中で、推しメンをループ(握手券を何回も出して並びなおすこと)

していると、よくすれ違うな~という人(Aさんとします。)がいました。

Aさんは東京や京都でも見たことのない人だったのですが

かなりの回数をループしているあたり

「この人も尾関(僕の推し)好きなんだろな~」と思っていました。

そう思っていると、列の並びでAさんと前後になりました。

あまりにもすれ違うので聞いてみました。

「尾関推しなんですか?(爽やかスマイル)」

たくさん並んでるんだからそりゃそうだろ!というツッコミは置いといて

「はい!最近好きになりました!」との返事が。

いろいろ話を聞いていると、今日が握手会初めての参加で不安ということで

その後は2人で行動を共にするようになりました。

ここが生写真の交換スペースでここが休憩場所で・・・

一通り案内した後はまた一緒に列に並びました。

僕も普段よくいるオタク仲間が少なかったからね!寂しさを紛らわせたよ!

可愛い子だったからこんな至れり尽くせりしたわけじゃな(ry

そんなこんなで、僕は握手券を使い切ったので帰ります。

Aさんとも「また今度!」とあいさつを交わし会場を後にします。

19時くらいのことでした。

あとは帰るだけ

帰りのバスは21時30分に出るのですが、2時間前には横浜駅にいました。

初めての横浜駅からの乗車なので念には念を入れた形です。

いつもの東京なら、握手会が終わった後で会場近くでオタク仲間と夜ご飯を食べて

それから解散、出発10分前にバス乗り場に到着なのですが

今日は2時間前から横浜駅にぽつんと1人、寂しい夜ご飯になりそうです。

飲食店街はどこだと案内板を探していると、前方に見つけたので近づいていきます。

すると、1人の女性の方がすでに案内板を見ています。

見覚えのある後ろ姿・・・Aさんです。

「こんだけ人いる中でAさん見つけるって奇遇すぎるべ!」と

心の中でテンション上がりまくりです。

早速声をかけると、「どこで夜ご飯食べようかと探していた」とのこと。

それそれ!待ってましたその言葉!僕も同じ状況でした!

というわけで一緒に食べようと提案します。珍しいですよ。僕からご飯誘うなんて。

そして洋食屋さんへ行ったあとでAさんから

「職場の上司にプレゼントするものがあるので一緒に選んでほしい」とのこと

2つ返事で着いていきました。

買い物に付き合っていると21時10分になっていました。

大まかな場所が分かっているとはいえさすがに時間だと思い

ここで本当にお別れをします。

そして、急いで今朝バスを降りた場所へ向かいます。

乗り場の確認は念入りに

21時20分にその場所へ着きました。

何とか間に合った・・・そう安心したい気持ちとは裏腹に

僕が乗る予定のバスが見当たりません。

「今朝ここで降りたんだから帰りもここだと思うんだけどな~」

そのとき、確かに僕は高速バスが集合する地点にいたんです。

でもバスが1台もいないのです。おかしい。どういうことだ。

時刻は21時25分。あと5分で出発です。

僕はバスを探すと同時に駅員さんを探しました。どこが乗り場か確認するためです。

運よくすぐ見つかり聞いてみると、確かにすぐそばとのこと。

しかし、絶望的だったのはバス乗り場は目に見える位置にあるし

距離的にも20mほど前方にあるのに行けないんです。正確に言うと渡れないんです。

目の前は目の前なんですが、行きと帰りの乗り場は別棟になっていて

そこを行き来するには一度1階まで降りてから、エスカレーターを使って

そこまで上がっていくとのこと。

言い忘れていましたが、青森発着のバス乗り場は共に4階にありました。

このとき既に21時28分。ダメ元でバス運行者に電話をします。

す「すぐ近くまで来ているので待ってくれないか。」

バ「時刻になったら発車します。」

それもそうだよなと思いつつ、全速力でエスカレーターを降り

別棟のエスカレーターで4階まで上ります。

21時33分に到着。そこにバスはありませんでした。

「どうしよう・・・」

バスを逃した僕ですが、まだこのときはそこまで悲観的ではありませんでした。

なぜならこのバスは、一度東京の浜松町駅で停車するのです。

なので「タクシーで先回りすればいいじゃん」となったのです。

そうと決まればすぐに横浜駅のタクシー乗り場に向かいます。

タクシーを拾い、「浜松町駅までお願いします。」と告げタクシーは動き出します。

「ちょっと出費が増えるけどなんとかなったな」と一安心します。

ただ、ここからが僕の本当の苦難の始まりでした。

お金は大事

走行中のタクシーの中で、あとどのくらいで着くかな、バスは停車している時間が

あると言えど先に出てるしな、もしかしたらまた出発ギリギリに着くかも

といろいろ頭を巡らせていました。

ここで疑問に思ったので運転手さんに質問します。

す「横浜駅から浜松町駅までって大体どのくらいの金額になりますか?」

運「大体1万円くらいかなぁ」

ここで僕の心が折れる音がしました。

なんと、財布には5千円しか入っていません。

しかも、握手会で使うことはないと思いクレジットカードは家に置いてあります。

どうしよう・・・オワタ・・・浜松町駅までたどり着けない

す「すみません。所持金が5千円しかないので5千円になる所で降ろして下さい。」

と言うと、タクシーは大井町というところで停まり降りることになりました。

財布の中身全てを使い切って支払い、大井町で立ち尽くすすねげ。

時間もバスが浜松町駅を出発する時間を過ぎていました。

どうやって青森に帰ろう・・・なんとか解決策を探します。

ついにヒッチハイクをするときが来たか、と思いました。

ただ、紙もペンもお金もありません。困った僕はコンビニに入ります。

店員さんに事情を話し、ヒッチハイクの為に紙とペンを貸してほしいと頼みます。

すると快く承諾してくれました。ありがとう店員さん。

紙に「青森方面」とでかでかと書いて道路脇に立ちます。

しかし、30分ほどやってみましたが1台も停まりません。

本当はもっと粘ることも必要なんでしょうが、状況が状況なだけに

次の作戦に打って出ます。

ちなみに、次の日は午後から仕事なので

絶対に明日の午前中には青森に帰りたい状況です。

続きは次の記事に書きます。

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