体験談 公務員

公務員試験(高卒)で意識したこと@二次試験編

すねげです。

今回は、僕が公務員試験の二次対策で気をつけていたことを記していきます。

主に面接、小論文関係の内容です。

一次対策はこちらから。

では、どうぞ。

想定質問を100問考える

基本的なことですが、真っ先に思いついたくらい重要なことだと思うので書きます。

僕が受験した当時の話ですが、「よくある面接の質問」をネットで調べると

大体30問くらい出てきました。

これらについては、当然のようにあらかじめ回答を考えます。

これだけでも、本番で質問されることの6割はカバーできるといった体感です。

残りの4割をアドリブで回答できる自信がある、しゃべることが得意な人は

30問考えれば十分に対策している方だと思います。

しかし!僕と同じでコミュ障の読者諸君!たった30問じゃ不安でしょう!

というわけで僕は、基本の想定質問30問の答え&それらを答えたら面接官から

こう聞き返されそうという質問を、基本質問1問につき3問考えました。

面「長所は何ですか?」

す「丁寧なところです。」

面「どういう所でそれを感じますか?」

面「それを仕事でどう活かせそうですか?」

面「それを発揮できたなという場面はありましたか?」

こんな感じで再質問への回答も考えて面接に臨みました。

やることがコミュ障ですね。でも受かるために必死だったんです。

この対策のおかげの結果、面接では1問以外、脳死で答えることができました。

ただ、100問も考えたのに1問だけ、全く想定もしていなかった角度から

質問が飛んできたのです。

それは最後の最後、市長からの質問でした。

さすが市長というか、視点が鋭いなと思いました。

それでも意外と、スルスルと答えられたのは運が良かったです。

しゃべるスピードを意識する

面接では、質問の回答の内容の他にしゃべるスピードにも気をつけました。

ざっくり言うと「速くしゃべらない」ことを意識しました。

面接の質問のド定番である「自己アピール」ですが

「1分でしゃべってください」と、時間を指定されることが多いはずです。

この1分、しゃべってみると意外と長いです。この1分という長さをごまかす

為にも普段しゃべっているより、かなり意識してゆっくりしゃべるのが有効です。

時間を稼ぐという目的もありますが、聞き取りやすいというメリットがあります。

では、この「速くしゃべらない」という行為

一体目安はあるのかということですが、あります。

これは、僕が東京アカデミーという公務員試験専門の予備校に通っていた時に教えて

もらったのですが、ある特定の人を真似するようにと指定がありました。

この人のしゃべるスピードと同じくらいが、人間共通して聞き取りやすいと

教えてもらった時は、目から鱗が落ちる思いでした。

なるほど!この人を真似るだけでいいのか!そんな簡単なことだったのか!と。

この情報は、僕が(正確には親ですが)お金を出して学校に通って得た情報なので

ここでは教えられません。何となくここで書くと、東京アカデミーの営業妨害にも

なってしまう気もするので。

1つ言えることは、東京アカデミーすごい!ということです。

さすが専門にしているだけあるというか、ここに通ったから僕も合格できたし

合格するための技をたくさん教えてくれます。

あー、東京アカデミーから仕事来ないかな。

後ろの壁にしゃべるつもりで

これは、声の小さい僕が考えたオリジナルの方法です。

面接たるもの、ぼそぼそ小さい声より、はきはきと大きい声の方が印象が良いです。

では、それを確実に再現するためにどうしたらよいか

僕は思いました。例えば5m前方に面接官がいる。

だから、5m前方にまで声が届くように声量をコントロールすればいいのか

違う!たぶん違う!人は思ってるより声が届いていない。

なら!さらにその奥にあるものを標的として声を出せばいいのでは、と

その結果、目標は面接官ではなく、さらにその後ろ、壁とか窓を標的として

声を出すようにしました。

それを意識して声を出そうとすると、自分でも「声でかくないか?」と

不安になります。だがしかし、それでいいんです。

声はでかすぎるくらいがちょうどいいんです。

結果論ですが、これで受かったんだからいいはずです。

後ろの壁とかを意識していると、面接官と目をじっと合わせるのが苦手な僕でも

時々目をそらす先の候補として、常に壁くんがいたので

きょろきょろせずにいられました。

なかなかに良い解決策だったんじゃないかと思っています。

清潔な見た目を

これも、ネットで調べたら面接対策の1、2番目くらいに出てきそうな項目ですが

念には念を、とても大事なことなので書きます。

僕が清潔な見た目を再現するために気をつけていたポイントを書きます。

  • 髪の毛
  • まゆ毛
  • 服装

この4つです。

まず髪の毛ですが、長すぎず黒髪の状態で行きました。

どうやら染めた黒は分かるそうなので、できれば面接の予定日から逆算して

そのころには地毛だけでオール黒髪を目指した方がいいと思います。

地毛が茶色とかの人はそのままでもいいと思います。

そして、長さですがビジネスショートでビジネスライクな髪型をしていきましょう。

こういう型にはまったスタイルは個人的には好きではないのですが

確実に受かるなら、現代日本ではザ・就活生みたいなスタイルを踏襲しましょう。

僕は生まれてこの方28年、前髪が常にありますが、面接の時だけありませんでした。

バシッとショートの黒髪でした。

次に爪です。短くしておきましょう。終わり。

次にまゆ毛です。

自然体であり、なおかつ細すぎず薄すぎずが理想だと思います。

全くいじっていない、ぼーぼーの状態よりかは多少いじるくらいが良さそうです。

僕は中学生のころから、大人しい性格の割に見た目だけはヤンキーぶりたかったので

中2のころ、人生で初めて眉毛をいじって以来、ずっと細眉でした。

10数年前はね、それがかっこいいと思ってたんだよ。本気で。

そんな状態で公務員試験を受けるわけにもいかないので

確か2,3ヶ月前から眉毛はノーいじりを貫き、自然に生えてくるのを待ちました。

すると、人並みの太さと濃さにまでなりました。

いじりたい欲求をずっと抑えて生活していました。

面接が終わったら、いじりまくるんだと心に決めていました。

実際、終わってすぐにいじったのですが、かなりきつめの細眉&うす眉にして

その時に撮った証明写真(運転免許証用)の人相が悪すぎたのはいい思い出です。

次に服装です。

これも言わずもがなですが、ピシッと着こなしましょう。

着崩さず、ちゃんとシャツインして、ネクタイ締めて、真面目な人を装いましょう。

公務員に顔採用など、見た目重視のことなんてないと思いますが

良いに越したことはありません。見た目も気をつけていきましょう。

小論文の書く内容を決めておく

本気で受かりたいなら、1000字程度の文章、テーマにして8つほど

これはあらかじめ書く内容を決めて、暗記していきましょう。

さすがに一字一句の暗記は僕もしていきませんでしたが

「次にこんなこと書いて、そしたらこのエピソード書いて~」みたいな

大体の流れは決めておき、常に再現できるようにしていました。

これを実行するメリットとしては

「予想外のテーマが出題されたときにも転用できる」です。

僕が受験生だったときの話ですが、小論文の主要な出題テーマは大体8つあります。

それについては、先ほども述べたとおりもちろん対策していきます。

では、対策していないテーマが出たときどうするか、ずばり転用です。

あ~、全然対策してないテーマ出てきたな~、でも別のテーマであらかじめ

考えていたあのエピソードから引っ張ってこれそうだな~、と。

こういうことが実際にありました。

具体的には、僕はもともと「私の座右の銘」という頻出テーマ(当時)について

最初からこういうエピソードを書こうと決めていたものがありました。

しかし本番で、対策をしていなかった「失敗から学んだこと」というテーマが

示されました。

どうすがな~、なんもかんがえでねがったな~、と10秒くらいフリーズしました。

ただ、座右の銘で書くと決めていた中身もとい僕の座右の銘が

「勝っておごるな負けてくさるな」だったのです。

この「負けてくさるな」と「失敗」って関連するよな?もはやイコールだよなと思い

少しだけ改変して「失敗から学んだこと」を書き上げたのです。

これは運が良かった感もありますが、あらかじめエピソードを用意しておくと

本番でこんなこともあるよ、といった具合です。

時間をかけて対策すれば大丈夫!

最後に、公務員試験というのは一次・二次試験を合わせると物量的にはかなり多くの

ことに関して対策をしていく必要はあると思います。

それでも、時間をかけさえすれば難しいことはありません。

簡単なことの積み重ねなのです。

試験対策にひたすらに取り組み続けた人が、最後に受かるのです。

公務員試験に受かれば、ほぼ100%終身雇用が約束されたものです。

今の時代、絶対ということはないと思うので100%とは言い切りません。

ただ、受験生である一時だけひたすらにがんばり続ければ得られるメリットの

費用対効果はあらゆる試験の中でも高いパフォーマンスを誇っていると思います。

試験を受けると決めた方は、最後までひたすらがんばり続けてほしいなと思います。

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