こんにちは、すねげです。
今回は、僕が公務員試験に臨むにあたって意識していたことを
まとめていきたいと思います。
これでも一応、一次試験は4つの試験を受けた中で3つ合格したので
参考にするか程度に見てもらえると嬉しいです。
でも10年くらい前に受験した時の体験談なので、古い情報なのは許してください。
では、どうぞ。
配点が高い科目は毎日さわる
はい、判断推理などの「一般知能」は毎日触っていました。
「一般知能」だけで半分を占めていましたから、重要視するのは当然だと思います。
それに、「一般知能」は知識があれば考えなくても5秒で解けるパターンがあるので
そのお決まりのパターンを繰り返しやって覚えたり
ガチで文章を読み込んで、そこから答えを導き出すような正面突破パターンも
慣れていなければ時間がかかりますが、普段から取り組んでおくと
スラスラと答えることができるので、毎日触って「感覚」を掴んでおくことは
大事だと思います。
「一般知能」は8〜9割は取れるように対策をしていました。
また、最終手段ですが「数的処理」の問題は考えても分からない時は
選択肢の答えを当てはめていけば、「これだ!」となるものが絶対にあるので
時間はかかりますが、それを選択すれば必ず正解できます。
「空間把握」については、現役時代の僕も「これってセンスが必要なんじゃ・・・」
と思ったくらい対策に困りました。でも、絶対に慣れも必要だと思っているので
愚直に毎日解いていました。
「空間把握」を教える先生も大変だろうなと思っていました。
あの科目を論理的に説明するのは労力がいるはずです。
一般知能以外については、「政治・経済」「現代文/英文」も配点が高いので
これも8〜9割取るつもりで勉強していました。
「英文」については、僕は高校生時代から、駿台文庫さんから出ている
「システム英単語」という単語帳を愛用していて、それを何周もした結果
公務員試験にも受かったので、おすすめの単語帳です。
これ一冊をマスターすれば、ほとんどの単語の意味が分かる=大体の文章も意味が
分かりました。
現代文についても、普段から文章を読むことに慣れていることが大事だと思います。
「政治・経済」は、暗記科目だと思っているので参考書⇄問題集の繰り返しを
しておけばいいと思います。
それと、暗記科目全般に対して「選択肢をそのまま覚える」のが有効だと思います。
日本史などの問題を解く→間違える→正解の選択肢を見る→選択肢の内容を
そのまま覚える。選択肢を使って暗記するのは、実践に即した知識を効率的に
覚えられる、エッセンス的なものと思っています。
僕はこの方法をやり込みました。アウトプットの練習にもなるのでオススメです。
このように、配点比率が高い科目は8割は取れるようにして
苦手科目をカバーするつもりで勉強しました。
捨てる科目をはっきりさせる
重要な科目を毎日でも重点的に取り組む反面、捨てる科目はとことんやりません。
満点合格を目指す人は話は別です。
僕の記憶だと、「古文/漢文」「芸術」は毎年1問出るか出ないかの科目だったので
最初から勉強しませんでした。本当に1秒も勉強した記憶がありません。
だから、問題を解く時はほぼ勘でした。
よく友達から「公務員試験って科目数多いのによく合格したね」と
言われたことがありました。
確かに、科目数は高卒試験でも20科目近くあります。
ただ、20科目まんべんなく勉強したかといえばそうではありません。
勉強時間で考えると、体感では重要な上位10科目に7割さき
残り7科目くらいを3割、3科目は一切勉強しない
こんな配分だったと思います。
これでも合格しましたから、満点を狙う人以外はこんな取り組み方でもいいのかなと
思います。
特に「芸術」に関しては、出題範囲が広い割に1問出るか
ましてや1問も出ないこともあり得るので、対策するには効率が悪いといえます。
そして、捨てる科目は勉強の初期段階から決めておくことをおすすめします。
勉強を始めてから、時間がたったところで「やっぱりこの科目は捨てよう」となると
それまでその科目の勉強に充てていた時間がもったいないです。
僕は、公務員試験を受けると決めたとき
一番最初に俗に言う「傾向と対策」をしました。
何がよく出題されるのか、出題数が少ないのはどれか
過去の実績を見ていくと「芸術」には重きを置くべきではないと思ったので
思い切って勉強することを辞めました。結果的にこれは正解だったと思います。
出るかどうかも怪しい問題の対策をするより、苦手でも確実に出る科目の勉強を
した方がまだ得点につながると思ったのです。
そういうわけで僕は数学、物理、化学、地学、生物の勉強を乗り気ではないものの
していました。
理系科目はそれぞれ2問ずつ出ていたのですが、1問ずつ正解できればいいや
ぐらいでした。
というわけで、自分の得意不得意を加味して捨てる科目を
はじめの段階で決めておくことが望ましいでしょう。
合格ラインを超えるプランを考える
先ほどと少しかぶる内容もありますが、自分で合格ラインである6割を超える
プランを練りそれを達成するための勉強をする必要があると思っています。
そのために、事前に自分が受ける自治体の過去の出題を見て
この科目で稼ごう!とか、これは少し手を抜こうかなとか
を吟味することが大事です。
いや、俺は全科目落とさないんだ!満点合格する!と意気込む人もいると思います。
それは茨の道だと思いますが、僕は止めません。
ただ、なんだかんだ言って「一般知能」はかなり比率が高いので外せません。
そして一般知能を勉強していき、過去問を解いて・・・
やがて半分正解できるようになり、8〜9割できるようになってくると
一次試験合格への道が見えてくるはずです。
プランを考えるとか言いましたが、ここまでは受験者全員が達成しなければいけない
ハードルなんじゃないかなと思います。はい、考えるまでもなく全員、「一般知能」
は対策しましょう。最低でも8割とりましょう。
その後は自由です。合格までのあと何点かを、どの科目で取っていくのか
自分なりに考えて、効率よく合格ラインを超えていきましょう。
ちなみに僕は、文系科目に重きを置いて、理系科目を捨てる方針でいきました。
公務員という仕事の性質なのか、「政治・経済」の比率が高い自治体が多いですから
文系よりの僕にとってはちょうど良かったなと思っています。
まずは戦略を練ろう!
ここまで、僕の体験談も含めた一次試験の対策や向き合い方を記してきました。
まず、いきなり試験勉強にとりかかる前に、試験の概要を知って
こういう勉強方針でいこう!という戦略を立てることが重要です。
公務員試験は、どこの自治体も倍率が10倍を超えていて「難しそう」という印象を
持つ人もいるかもしれません。でも安心してください。
対策をした上で、しっかり勉強をすればなんてことないと思います。
僕でも合格できたんですから。
公務員試験は受験料が無料ということで、「試しに受けてみるか」という
記念受験組のような人がいるので倍率が見かけより高くなるのです。
本当に勉強してきている、自分のライバルになるような受験生は実際の受験者数より
少ないです。
かと言って、周りの受験生が自分よりも下だということでは絶対ないので
やっぱり勉強はしていきましょう。知識は力です。
次回は、二次試験で意識したことをまとめようと思います。
ではまた。