すねげです。
今回は、「商業高校から一般受験で大学受験した話①」の続きとなります。
高3のときの話です。
では、どうぞ。
焦り
前回のブログのとおり、一応勉強時間は確保するスタイルで2年生を終えて
3年生へと突入します。
3年生ともなると、否が応でも受験本番を意識します。
そんな中で、僕の気持ちはこんな感じでした。
「数学だけ伸びないんだけど大丈夫か?」
暗記方法の勉強から始めた1年生のときと比べ、日本史や政治・経済などの
暗記科目は順調に成績を伸ばし、センター模試では7割くらいできるように
なっていました。
英語も7割、国語は6割、理科は5割くらいでした。
数学はというと、4割いけば良いほうだったと思います。
それぐらいできませんでした。
だから夏休みに入る前には、「この夏休みで数学をぶっつぶす☆ミ」ぐらいの
意気込みで数学に時間をかけようと、実際に重点的に取り組みました。
ただ、取り組みの結果むなしく、数学の成績は上がることはありませんでした。
そうこうしてるうちに、秋もすぎて冬休みに入ります。
冬休みに入ると、余計なことがぐるぐる頭の中を巡るもので
今度は理科のことが気にかかります。
理科は暗記色が強いとのことで生物を選択していたのですが
それでも他の暗記系科目のようにはいかず、5~6割をうろうろしていました。
本当はもっと生物で点数を稼ぎたい。でも、よくて6割止まり。
もしかしたら新しい参考書読めば点数上がるんじゃ?と思った僕は
「受験直前期になって新しい参考書に手を出す」
という、本来は悪手と呼ばれる手法に手を出してしまいました。
お正月に新たに生物の参考書を買って、センターまでの2週間で読破せねば!と
意気込んでおりました。
この時は、AKBさんのラジオを聞きながら読んでました。
現在の僕からしたら論外ですね。音楽を聴きながらの勉強は。
そして、あっという間にセンター試験は訪れます。
センター試験
センター試験本番、母親に送られて受験会場である弘前大学に到着します。
当たり前(?)ですが、会場に同じ制服を着た高校生はいません。
あぁ、やっぱり僕1人だけなんだ、この高校から
この受験会場という名の†戦場†にやってきたのは・・・
寂しい戦いになりそうだな・・・ふっ、そんなことは関係ない
どの高校に通ってるとかマジでくだらねぇ
どの高校に入るかが大事なんじゃない
最後まであきらめずに戦い抜いたやつが勝つ、それだけさ
おっと、久しぶりに僕の心の中で眠っていた何かが目を覚ましてしまいました。
そんなこんなでセンター試験に臨みます。
初日は文系科目です。
初日の手応えはそこそこありました。
いつも通り7割くらいいったと、試験後すぐに思いました。
問題は2日目の理系科目です。
最後の最後まで、どうしようどうしようと焦っていました。
生物は試験直前に新しい参考書を買ってはみたものの
革新的に何かが変わったと思えない。
数学はもう当たって砕けろぐらいの気持ちでした。
試験直前には「もう普通に生物とかやってもできっこないんだから
理科総合でも選択するか?」とか、あらぬ方向にいろんな思いを巡らせていました。
実際、2日目は砕けてました。
誰か僕の砕け飛んでった左足の一部のゆくえ知りませんか?
それで結果なんですが、文系はいつも通り7割、理系科目は\(^o^)/でした。
はっきりと言えるのは理系は5割はいってません。
この情報はあまり人に教えたくないからとの理由でちゃんと記憶できてません。
人間の頭ってすごいですね。都合よくできてて。
今でもはっきり覚えているのは、試験が終わって受験生が一斉に教室から出て
出口に向かって歩いているとき、ほとんどの人が下を向いて歩いて、しかも廊下が
暗かったので、僕も連られてはぁ(´・ω・`)みたいになったことぐらいです。
ともあれ、最後の最後まで理系に苦しみました。
大人になった今、時間はあれだけ確保したのに点数が上がってないのは
努力の方法が間違ってたんだろうなと思っています。
小学生から理系やり直したい_(:3 」∠)_
二次試験
センター試験を終え、約一か月後には二次試験が控えています。
二次試験対策も当たり前ですが独学です。
国語、英語の長文読解だとか記述式対策の参考書を読んだり
問題演習をひたすらやっていたと思います。
僕が今まで生きてきた29年の人生の中で、この勉強をしていた期間が
一番賢かったんじゃないかと思っています。
センター試験の勉強が基礎レベルの素振りだとすれば
二次試験対策は発展でめちゃくちゃ重いバットをぶん回してる感じだからです。
(できるできないは別として)難解な長文の問題に毎日取り組んでいたあの頃の
僕の頭は、確実にWindows VISTA並みにアップデートされていました。
そんなこんなで二次試験を迎えるわけですが、結果から言うと惨敗です。
一切解けた感覚がありませんでした。
英語なんかは、大問1個まるまる手を付けられなかった記憶があります。
試験時間終了間際になって、問題用紙の区切りがいいところまで終わって
「時間も終わりに近いし、これで問題終わりだな!頭もオーバーヒートしてるわ」
と思った矢先、次のページがあることに気付き、めくると
新しい問題さんが出てきました。
新しい問題さんを見てすぐ
「ふ~、わーの大学受験終わったわ~」そう思いました。
この失敗の原因としては「過去問演習をやっていない」ことだと思っています。
一応赤本は買ったのですが、ちょっと中身を見て
「無理!まずは参考書やって力つけなきゃ!」って逃げてました。
それで記述式対策の参考書に練習問題として載っている、色んな大学の
ちょっとした過去問をちょこちょここなして「できるんじゃね?」という
感覚に陥っていました。
要は、「通しでやる」という練習をやらなかったのです。
細切れでしか対応できない感じです。
かくして僕の大学受験生活は終わることとなります。
大学受験失敗から得たこと
ここからは、大学受験には失敗してしまったけど
それでも獲得できたなと思うことを書きます。
陰キャだけどポジティブ人間なので、良いこと言って終わりたいのです。
まずは、「努力できる」ということを知れた、です。
周りから見れば「失敗したんだからそれは努力ではない」
という声もあると思います。
それでも、「この方法ではだめだ」ということを発見できただけ進歩なのです。
小学生、中学生と野球部とバドミントン部に入部していたことがありますが
どちらも途中で辞めています。
高校では、パソコン部に入部しましたが、これも途中で辞めました。
パソコン部に関しては退部届も出していないのでバックレです。
そんな自分でも、受験勉強だけは高1から高校卒業まで続けられました。
何かを勉強して資格を取りたい、技術を身に付けたいとなったら
この経験が生きているのは確かです。
ツイッターでも言ってないですが、僕は現在、行政書士試験に向けて勉強中です。
今年の11月13日(日)にある試験合格に向けて勉強中です。
現在の試験勉強は、過去の大学受験の失敗から学んだことを
生かしながら進めています。
はい、もうこの時点で過去の失敗は無駄ではないのです。
そもそも失敗という言葉自体が嫌いです。
繰り返しになりますが、「失敗」ではなく「この方法ではだめだ」と
分かったまでなのです。
だから、僕の人生では今まで失敗したということがありません(キリッ
こういう思考回路になったのも、受験に本気で挑戦したからこそだと思っています。
なのでこれからの人生も、僕は成功し続けていきます(キリキリキリッ
では、また。